『アガスティアの葉』(*)という
インドに残された予言が
ブームになったのは
今から30年も前
私が30代前半の頃でした。
私の周りでも
インドに行って、自分の葉を開けたい!!という人たちもいて・・・
私も、本を読みましたが
「へぇ~、そんなことあるんだ!」
「でも、私の預言なんかあるはずないし
私はインドなんか絶対に行かないもんね」
という程度でした。
だって不潔な環境に耐えられない私が
インドに行くなんて、あり得なかったんです。
(今となっては、失礼極まりないんですが💦)
そんな私がアガスティアの葉を開けに
初めてインドに行ったのは
48歳の時、2008年のことでした。
ある友人が
「インドに行きたい!
アガスティアの葉を開けて
カルマ解消したい!
だから、お願い、一緒に行って🙏」
と私に頼んできました。
当時の私は、
カルマを解消するなら
日本で徳を積んでいけばいいし
今世だけで解消できないなら
来世もその来世も
何世でも生まれ変わって
徳を積んで解消すればいいじゃないか
と思っていました。
とにかく、インドなんかには(💦)
行きたくなかったんです。
ですから、即答で
「やだ、行かない!」
と断りました。
しかしながら、その友人は諦めず
「私は英語ができないし
海外旅行にも行ったことがないの。
だから、お願い!一緒に行って!!」
と何度も懇願してきたのです。
当時、九星気学という占いを習っていた私は
ふと、氣になって
インドの方角が自分にとって吉方なのか
調べてみました。
四緑木星の私は、他の星の人に比べて
吉方が取りにくいのですが
何と!
友人の提案したインドへの出発日は
私にとって年月日が全て吉方になる
いわゆる大吉方の方角でした。
こんなこと、普通はあり得ません!
そして、
「こんな大吉方が取れるなら!」
と、急に氣が変わった私。
「やっぱり、私、行くわ!」
と、友人と一緒にインドへ行き
私もアガスティアの葉を
開けることにしたのです。
勤め人だった私は、
夏休みでも冬休みでもGWでもないのに
スケジュール調整して
10日間の休暇を確保した上で
申し込みのために、旅行会社で
友人と待ち合わせしました。
先に着いた私は
旅行会社の方と話をしながら
申し込み用紙を記入していました。
そこに遅れてきた友人が
到着するなり、耳元で囁いたのです。
「私、行かないことにしたから」
「はぁ?」
この人、何言ってるの?!
私は目が点になって、
固まってしまいました・・・😱
友人が再び言いました。
「私、インドに行かないことにしたから。」
驚いて何も言えない私に
「その代わり、
最近インドに行ってきたばかりの
友達を紹介するね。
だから彼女に話を聞いてみて。」
と、のたまうです。
大吉方を取る氣満々
インドに行く氣満々になっていた私は
茫然としてしまいました。
今から思えば
私のために友人を使って
宇宙が仕組んでくれたインド行きだった
ということが理解できますが
当時は
「こんなのあり得ない!!
私はインドなんか行きたくなかったのに!
あり得ない、あり得ない・・・
でも!今さら、仕方ない・・・
もう行くと決めたからには行くよ!」
と、被害者意識ムンムンで
単独インド行きを決意したのです。
そして、インド行きをやめた友人から
カルマ解消を終え
帰国したばかりの女性を
紹介してもらいました。
初対面の彼女と食事をしながら
インドの話を聞くのは
何とも妙な状況でしたが
その彼女とは、
そこから親しい友人となりました。
こうして、アガスティアの葉を開け
カルマの解消するために
一人でインドに行くことになったのですが
実は、インドに行くと決めた後でも
「本当はインドなんか行きたくない
これがフランスだったら喜んで行くのに!」
と文句タラタラでした。
(愚痴を聞かせてしまった皆様、
その節は大変失礼いたしました🙇♀️)
そして、初めて訪れた現実の南インドは
それはそれは
衝撃的な場所だったんです・・・😱
>>> 第2話へつづく
(*) 『アガスティアの葉』とは、
今から約5000年前の紀元前3000年頃、
インドに実在した聖人アガスティアが
シヴァ神の命を受けて書いた預言の葉。
そこには、後世、預言を聞きにやってくる
人々の運命が書き記されています。
『アガスティアの葉』 (青山圭秀 著)
という本が、1994年初版の当時
インドの聖者サイババのお話と共に
かなり話題になりました。
著書には、青山圭秀氏が
この預言の葉を開けて
自身の運命を聞いたことが
綴られています。
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